スポンサーリンク

「声かけて」

「声かけて」

先日、新製品の研修でロンドン本社に1週間ほど行ってきました。長年この会社で働いてきましたが、実はこれが私にとって初めてのロンドン出張。
これまでメールでしかやりとりのなかった連中と顔を合わせ、「こいつはこんな顔だったのか」「こいつロンドン訛りがきついなぁ」などといろいろな気付きがあり面白かったです。

そんな中、ある製品のラインマネージャーであるAndrew氏とも初対面。こいつはそこそこの肩書がありながら、日本にまで悪名の轟く、仕事をしないことで有名な男(笑) 私自身彼とはやりとりをすることが多く、常日頃苦々しい思いをさせられています。いざ会ってみても無愛想でやる気がなさそうで、メールのままの面をしていました。
とはいえ私も大人、にこやかに

Thank you always for everything.(いつも何かとありがとう)

などと差し障りのない挨拶を交わしました。その後に

Is there any update on ... issue? (…の問題、何かアップデートある?)

と滞っている件の催促も付け加えつつ(笑) (当然のことながらアップデートはありませんでしたが)

さて、私が出張中割り当てられたデスクがこのAndrewの比較的近く。
それを知ったAndrew、柄にもなく私にこんなやさしい言葉をかけてくれました。

Give me a shout if you need any help.星

日本の社内では聞いたことのない表現だったので新鮮に感じました。
訳すと「何かあったら声かけて」といったところでしょう。

この表現は注意が必要です。誰しも「shout」という英単語からは「叫ぶ」という意味を連想するでしょう。
しかし、この場面でAndrewは、5m離れた私のデスクから「おーい!Andrew」と私に大声で叫んで呼ばれることを期待してはいません。
実際に何かあったら、私は普通に彼のデスクまで言って「ねぇ」とそっと声をかけるべきです。

ちなみにこれはくだけた表現です。改まった場では避けるべきでしょう。また後で調べたところ、どちらかというとイギリス英語で一般的のようです。

尚「give me a shout」という英語表現は、以下の公式で説明することができます。

give me a + "動詞から派生した名詞" [≒動詞]

他には例えば以下のようなものがあります。

Give me a call. (電話して)
Give me a ring.(電話して)(※イギリス英語)
Give me a ride. (車に乗せて)
Give me a hug.(ハグして)

havemaketake等、他の動詞でも似たような形の表現は多数ありますが、考えてみるとなかなか興味深い表現です。
例えば、「Call me」と「Give me a call」は、公式的には同等の表現のはずなのですが、比べてみると「Please call me」の方はややそっけなく、「Give me a call」の方が英語らしいこなれた表現に、またより柔らかい表現に聞こえます。やはりこれらは同じ意味ではありません。

これは、名詞につく「a call」のような不定冠詞に、「ちょっと」というニュアンスを表す意味があるからです。「Give me a call」の方は「気軽に電話してよ」というニュアンスになるのに対して、比較すると「Call me」は、電話する側の「気軽さ」が劣ります

Give me a ride」は「ちょっと乗せてよ」と訳すことができるので、より分かりやすいかもしれません。「ちょっと」は日本人もよく使う言葉ですが、「乗せてよ」より「ちょっと乗せてよ」の方が日本語でも気軽なニュアンスが出て柔らかく聞こえますよね。「Ride me」では、仮に「Could you」などを頭に付けたとしても、やや高圧的なニュアンスを感じてしまいます

Give me a shout」が「叫ぶ」ではなく「(普通の声で)声をかけるという意味になるのも、この不定冠詞の用法に関係していると思われます。
Give me a shout」の場合は、「声(ひとこえ)かけて」というように、気軽な気持ちを表すよう不定冠詞「a」をうまく訳すこともできますね。

give/have/make/take等 + a + "動詞から派生した名詞" 、さらりと使いこなしてみたいものです。

ちなみにこのAndrew、「Give me a shout if you need any help.」と言うその顔には
「でも面倒くせぇことだったら言ってくんなよ」と書いてありました(笑)

今日のワンポイント英会話:
Give me shout. (声かけて)

スポンサーリンク

 

「もう少しだ」

「もう少しだ」

ある日、オフィスでのこと。
同僚Tが、自分のPCにインストールした製品が、うまく動かずに四苦八苦していました。
私もTと一緒に、ああでもない、こうでもないとさまざまなことを試したのですが、どうにもうまくいきません。
そんな様子を見かねたイギリス人マネージャーが
Hey, let me look.
と言って助けにきてくれました。
彼はエンジニア上がりなので、このあたりのことは私などより詳しいのです。

彼をしてもそう簡単にはいきませんでしたが、彼は確実に問題を切り分け、着実に問題解決に近付いているのが分かりました。
そしていよいよもう一息となった時に彼が言った一言。

We are almost there. 星

直訳すると、
私たちはほとんどそこにいる
ですが、日本語で言う
もう少しだ」「もう一息だ
あたりに相当する表現ですね!
there」は目指しているゴール・目標ということで、この場面では「問題解決」を意味しています。

almost」にも注目して下さい。
ほとんど」という直訳にこだわっているとなかなか気付かないかもしれませんが、
Almost!」一語だけで、
惜しい!」とか「もう一息!
を意味する立派なワンフレーズになります。
この場面で「We are almost there.」の代わりに「Almost.」と言ってもよいですね。
(やや独り言っぽいニュアンスにはなりますが)
以前「That was close.(危なかったね)」をご紹介したときにもこのあたりのことに少し触れていますので、ご参照下さい。

「フレンズ」にも「We are almost there.」が使われている場面がありますのでご紹介しておきます。ジョーイが夢の中でレイチェルの出産に立会い、「もう少しだ、頑張れ!」と励ましているシーンです。

ジョーイ: Okay, okay! One more push! One more push! Come on, honey. We're almost there! We're almost there!
(その調子だ!頑張れ!力んで!力んで!ハニー、もう少しだ!もう少しだ

今日のワンポイント英会話:
We are almost there.(もう少しだ)

スポンサーリンク

 
プロフィール
管理人:かったん
外資系IT企業勤務
TOEIC935点
サイト内検索
カテゴリー
おすすめ教材(DVD)

管理人もいまだに観ています。楽しく英会話を勉強する定番!
楽天市場Amazon
勉強法はこちら
最近の記事
おすすめ書籍

管理人もお世話になりました。あまりにも有名な教材ですが、いいものはいい!
楽天市場Amazon

過去の人気の記事
                
英会話を身につけるには?

管理人はフィリピン留学で
英会話を習得しました。
短期間、且つ格安で英会話
を身につける方法として
絶対におすすめできます!
                
リンク
archives

おすすめ書籍

海外ドラマや映画を見るのに役立ちそう。解説と例文が丁寧で頭に入りやすい
楽天市場Amazon